コラム&イベントレポート

職員研修会報告

人材育成への取り組み

二色福祉会では、法人内の研修委員会が中心となり、人材育成や職員がスキルアップできる環境作りを積極的、計画的に進めています。

今回は法人内で日々実践している支援や療育の実践報告法人職員が講師となり非常勤職員を対象に障がい特性についての勉強会を開催しました。

日常の療育より

放課後等デイサービスTanto(タント)より、事業所で取り組んでいる療育(トークン)を家庭にて活用したケースの報告がありました。

ケースで取り上げられたご利用者さまが、集団活動に参加できたことをきっかけに自信を持ち、清掃活動や苦手だった制作活動といった、様々なことに挑戦していく様子が発表されました。最終的にはTantoの中だけではなく、家でできなかったことにも挑戦することができました。実際に療育にかかわった支援者がケースを発表することで、参加した職員がより身近に感じることができたり、現場の支援の参考になったりと実りの多い報告会となりました。

ホーム世話人勉強会より

普段からホームでご利用者さまの日常生活をサポートしている職種の中に『世話人』という業務があります。その世話人を対象に勉強会を行いました。ホームご利用者さまの状況を織り交ぜながら、障がい特性の理解、チームアプローチの視点について発表がありました。ちょっとした疑似体験も併せて行いました。

発表を終えて

今回、勉強会の発表者を担当するにあたり、障がい特性や日々の療育や支援を学び直すきっかけとなりました。また、どのように発表すれば聞き手側が興味を持ち、より理解してもらえるのかといった、プレゼンテーションの仕方を見つめ直す良い機会となりました。特に障がい福祉に携わる支援者として、ご利用者さまの立場になって考え、コミュニケーションを図るという点では類似していると思います。

二色福祉会では、“育つ”(Tanto)、“働く”(夢二色)、“暮らす”(B-flat/CANON)という大きくわけて3つの支援(事業)を行っています。今回の報告会や勉強会は事業を横断して行いました。今後も、職員一人一人がレベルアップすることで質の高いサービス、療育・支援を進めていけるよう努めたいと思います。